|
|
| 本校は私学で、児童は枚方市に限らず、各市から通学している。住んでいる地域と学校のある地域と、2つの地域が子どもたちの頭の中には存在している。しかし住んでいる地域を詳しく学習するのは学級で20近くの違う市区から通う実態では無理がある。そこで「ひらかた」の学習を通して、各地域にも共通の「学習のねらい」の持てる題材を検討した。 1つは平和への「願い」の込められたものを取り上げた。これは各市区でも取り組みが見られるし、家庭での会話にあがった時にも保護者も興味が持て、子どもと話し合えると考えた。そこで「わたしたちのまち ひらかた」を活用し、 ヒラリヨンに込められた、人々の「願い」を探らせることから始めた。当日は人権政策室の応援もいただき、作成者の「ねらい」を含めて、ていねいな説明を受けた。 2つには「地域の伝統を伝える」歴史物という観点で捉えてみた。鋳物はかつての枚方の特産物であり、田中家の立地条件は淀川の氾濫に備えてのものであり、椋の木で鋳物を磨いていたというのは、「昔の仕事」の知恵を表している。そして何より木の高さが21メートルで子どもたちもその群を抜く高さに、驚きの声が上がる。こうした点から、「わたしたちのまち ひらかた」から取り上げ てみた。また事前に「鋳物師はんべえ」のビデオを鑑賞し、予備知識とした。 |
|
|
|
| 子どもたちの好奇心は旺盛であった。そして椋の木を守り育てた苦労、また椋の木の生命力に感動していた。この好奇心と感動は、「わたしたちのまち ひらかた」の評価規準にある「昔の道具の様子や使い方を具体的に調べて、昔の人々の知恵や工夫に気づき(略)」(単元としては4年生の扱いとなっているが)とした目標に対して、関心態度を養い、歴史を通して学ぶ「生活者の息づかい」のようなものを知る学習に是非必要なものである。 またヒラリヨンについても、ただ音を聞くだけでなく、そのヒラリヨンに込められた人々の「願い」を感じ取ることができた。この「願い」を感じとらせることを「平和学習」として今後も継続させていきたい。 今回の学習を通して、普段見過ごしている風景、その風景の中に、実は何百年も前からの「生活者の息づかい」を感じることができた。それは6年生の歴史学習の範躊だけでなく、地域を知る上で大切なポイントであると子どもたちと理解できた。また先日、「わたしたちのまちひらかた」の編集に携われた平尾先生のお話を伺う機会があり、「わたしたちのまち ひらかた」の作成上の様々な工夫、いくつにも展開できる指導内容を知ることができた。今後も、枚方の地域学習を進め、そこから子どもたちの居住地域との比較学習 へと発展させていきたいと思う。 |
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
|
| (ヒラリヨンの見学) 音を聞いて思ったこと ・どの音もひびいていた。 ・「イマジン」がとてもよかった。 ・毎日聞いている人がうらやましいなと思う。 ・50曲もあるのなら全部聞いてみたい。 ・平和な気持ちになるといってたけど、いい気分だった。 どうしてヒラリヨンが平和をあらわしているのかな。 ・18この鐘が協力しあっているから。 ・音を聞いて、心が落ち着くから。 ・記念のシンボルとして作ったから、みんな音を聞いて「なぜ作ったか」を思い出すから。 ・親しまれていて、平和を思い出させてくれる。 (むくの木の見学) どんな気持ちで、いものをみがいていたのかな。 ・きれいになってくれよ。木が大きくなってもさびないでくれよ。 ・むくの木の葉はみがきやすいなあ。 ・たくさん葉があるからいっぱい、いものを作るぞ。 ・今、鋳物師が「むくの木」と出会ったら、どんなお話をするでしょうか。 ・淀川のこうずいから守られてきたんだなあ。 ・ずいふん大きくなったなあ。 ・大きな戦争があったそうだが、よーく無事だったなあ。 ・今でも、むくは来るのか? ・600年生きたんだろう、これからも長生きしろよ。 ・ずっとがんばってきたんだなあ。 |
|