モンシロチョウ飼育記録

月日 タイトル 内容
4月19日  小松菜の種うえ
 幼虫のえさになる小松菜の種をプランターに植えた。

5月8日  大きくなった小松菜

 大きく育った小松菜をプランターごと屋外に出し、卵を産み付けにくるのを待つ。しかし、いっこうにその気配はなし。

5月12日  成虫を5匹採集
 しかたがないので、モンシロチョウを5匹採集して、プランターの周りを網で囲い、その中で卵を産み付けさせた。

5月15日  産み付けられた卵

 小松菜の葉に一ミリ程度の黄色い卵を発見。

5月17日  卵がかえる
 1齢幼虫:三ミリ程度で透明に近い。葉の陰に隠れてなかなか見つけられない。

5月25日  3齢幼虫

 体長1センチ程度。葉を食べている以外は、葉のうらでじっとしている。

5月28日  4齢幼虫

 体長1.5センチ程度。体毛が白くふわふわしているように見える。

5月31日  5齢幼虫

 体長2〜3センチ程度。体も大きくなり、動きも活発になる。えさもよく食べる。生い茂っていた小松菜が茎だけを残している状態になる。

6月1日  5齢幼虫を3クラスに配布
 ライフ教室で育てていた幼虫を、虫かごに二匹ずつ入れ、各クラスで育ててもらうことにした。(各クラスでも、プランターで小松菜を栽培しているため、えさは、たっぷりある。)

6月2日  蛹になる準備

 小松菜のプランターから逃げ出して床を歩いている幼虫を見つける。葉に戻しても逃げ出すため、虫かごの中に入れると糸を吐き始め蛹になる準備をはじめた。

6月3日  蛹化

 完全に蛹化。きれいな黄緑色。虫かご以外の場所でも蛹化しているものを発見。プランターの裏側や教室の壁など、なるべく目立たないところを選んでいる様子。

6月8日  羽化
 朝、学校に着くと、蛹の中で鱗粉ができ羽の斑紋が黒くなっていた。様子を見ながら、蛹の腹部4節まで空隙化した段階で冷蔵庫に入れる。(冷蔵庫内6〜8度)一匹は、自然羽化させ、児童と観察する。

6月9日  人工羽化 スライドショー 
 冷蔵保存したものを電気スタンドで温める。蛹の周囲を30℃に保つ。ぺトリ皿にティッシュペーパーをしき、その上に蛹をおく。30分程度温めると蛹のからを割って、羽化が始まった。羽化したら、わりばしにつかまらせて、羽を伸ばせるようにした。

  
《後日談》
羽化を観察している様子
 人工羽化は授業開始の20分ほど前から温めはじめた。授業が始まり10分ほどは蛹に変化がなく、ビューパでテレビに映された画面を見ながら待った。蛹のからが割れはじめてから全身が出てくるまで30秒ほどだった。一生懸命抜け出そうとしている姿に、「がんばれ。がんばれ。」と励ます声が聞かれた。羽化したあとも、羽が伸び終わるまで、目をそらさず見つめつづける児童の瞳が印象的だった。

モンシロチョウの羽化の様子を授業で観察したあとの児童の感想
 「蛹から蝶になるところをはじめてみた。とってもおどろいた。」
「出てきたときは羽がしわしわだった。」
「目が゜エメラルドグリーン色で透き通っていて、きれいだった。」
「羽が白くきらきら輝いていた。すごく感動した。」

窓辺にやってきたモンシロチョウ
 羽化を観察した日を前後して、教室の窓際で育てていた小松菜のプランターにモンシロチョウが飛んできて、卵を産み付けていった。小松菜の周りをひらひらと飛んでいたので、休み時間に葉を見てみると黄色くて小さな卵がたくさんついていた。児童のほうが先に気がついて教えにきてくれた。その後、ちょうど卵からかえる瞬間を観察できたといって報告してくれる児童もいた。幼虫は順調にプランターの中で育ち、教室のいたるところで蛹になっていた。ある朝登校してくると、教室の中を羽化したばかりのモンシロチョウが7匹も飛び回っていたというクラスもあった。

「めざせ!創価小のファーブル」昆虫新聞をつくろう
 モンシロチョウの飼育と同時並行して、ファーブルの伝記を紙芝居で見て、「みんなも創価小にいる虫をひとつ選んでファーブルのように観察したり調べたりしてみよう。」と呼びかけた。テントウムシ、アリ、アゲハチョウ、ハチ、カミキリムシ、カメムシなど、それぞれ調べたい虫を選んで、屋外に採集に行ったり、図書館で調べたりした。体のつくりや食性、住んでいる場所などポイントに気をつけさせながら進めた。また、蝶と同じ完全変態なのか不完全変態なのかも意識させた。最後に調べたことを新聞にまとめさせた。また、児童同士、個々に新聞を見せながら説明を聞きあうこともできた。