高校生による平和提言(環境)

「高校生による平和提言(環境)」

 
 

環境グループ
41期 北野翔大 松下由紀
42期 奥谷直希 竹内大輔


環境問題の現状を調査する中で私たちは、環境に興味をもつ人材を育てること、またそのために人々の環境への意識をあげることの重要性を感じました。
まず初めに、よりよい環境問題の解決の方途を知るため、ワンガリ・マータイ博士とライオンズクラブの活動について調べました。環境保全活動の成功例を分析し、「行動の連鎖」、「草の根運動」と「人々の意識を上げるための情報の共有」という共通点があることを発見しました。
これら3つの中で、私たちは「人々の意識を上げるための情報の共有」に特に着目し、それを実現するためには、環境教育が効果的であると感じました。環境教育を調べる中で、環境先進国のドイツと日本に焦点をあて調べてみると、日本においては岡山市が持続可能な社会のための教育(ESD)に力を入れていることを知りました。
そして、私たちは三つの質問を軸に、調査を行いました。
一、環境教育ではどのような活動が行われているのか。
二、環境教育の結果はどのような結果を及ぼすのか。
三、どのようにして環境教育を推進するのか。
調査は、カリフォルニアフィールドワークとインターネット上の資料分析を通して行いました。フィールドワークでは、大学教授やアメリカの高校生へのインタビュー、環境保護活動の観察を行いました。
調査を経て、校内の木を使ってイスを作るといった活動や岡山市のESDの活動が、人々の環境に対する意識を上げる効果があることを発見しました。また、環境教育を推進していくためにはポスターや映像作成が有効だということを教授からのアドバイスで知りました。これらの発見の中で、日本で環境教育を推進していく上で重要なことを3点見つけました。一つ目は、自然の中での経験や活動が重要であること。二つ目は、人間と自然は深くつながっていることを知ることで、自然に対しての感謝の心を育むことが重要であること。三つ目は、自分が置かれている場所で、行動を開始することが重要であることです。
この調査結果をもとに、私たちは三つの具体的行動を提案しました。一つ目は、NGOやNPOが学校と連携をとり、環境についての授業をするための資金を用意すること。二つ目は、生徒が環境に関することを研究するためのフィールドワークの実施。三つ目は、未来の世代に自然の大切さを伝えるために、高校生が地元の方々との農業などの経験することの三点です。
本調査では、環境教育の活動、効果、推進方法について調べましたが、三点の制限事項がありました。一点目は、時間不足により、環境教育の専門家から直接見解を聞けなかったこと。環境教育の活動が十分に調べられなかったこと。環境教育の結果を正確に調べるには、調査の期間が十分でなかったことです。
今後、さらなる調査が必要ですが、本調査が提案した三つのアクションプランが環境に興味を持つ人材の育成、人々の環境に対する意識向上に寄与することを期待します。